2006年07月19日
クァード(Quad)と言う世界
昨日の7/18(火)から、23(日)までの5日間、ベルギーのJambesという所で「ベルギーオープン」(車いすテニストーナメント・ITF2)が開催されています。日本からは、「橘 信宏」という選手が参加しています。(上野実穂選手(北海道・旭川市)も海外発参加してます!)
あれから、もう2年半が経った・・・
障害のある人たちのスポーツは、パラリンピックなど、その人の障害に応じてクラス分けがなされ、同じ機能的障害の人同士が戦う。と言う原則があります。
車いすテニスでは、機能的障害によるクラス分けではなく、プロと同じく結果的クラス分け。いわゆるランキングポイントをたくさん獲得した人順に1位から順番がつき、おなじ技量=同じランキング範囲でクラス分けをされます。
男子では、約4~5つに分けられます。メイン・セカンド・B・C・D。各大会によって、このクラスにおけるエントリー数(=ドロー。組合せ数)が決まっており、申し込んだ選手のランキング順に上位からクラス分けされます。メイン・セカンドまでは、世界ランキング。B以下はその国内ランキングによってクラス分けされます。
たとえば、メインのドロー数が16。と決まっていれば、申し込んだ選手をランキングの上位から順に並べ、上から16人がメインのクラスに出場できる。
日本では、B以下で優勝した場合、次の大会は一つ上のクラスに出場する事ができます。
車いすテニスでは、医学的見地により立ってプレイする事が難しいので車いすに座ってプレイする。立ってプレイする人がテニスをする時にテニスシューズに履き替えるように、車いすプレイヤーは車いすテニス用の車いすに乗り換えます。
そこで・・・
中には、手にも障害のある人もいます。その手にも障害のある人は、同じ障害の者同士でプレイした方が良いのでは?と言う事で、ここに一つだけ機能的障害によるクラス分けがなされた「クァード(Quad=対マヒ、四肢マヒという意)」というクラスが出来ました。車いすテニスの世界では、男子、女子、ジュニアに加えて、このクァードというクラスでのランキングが成立しています。
この「クァード」に参加している選手は、頸椎損傷の人が多く、体温調節がきかなかったり(汗をかけない)、手に握力がなかったり、と下肢のみの障害のある人達に比べ、確かにその機能的な障害は顕著です。
よって、クァード選手の中には、ラケットと自分の手をテーピングテープで固定してプレイをする選手が多いです。
また、電動車いすに乗ってプレイする選手もいます。(日本には一人おられます)
この機能的な証明は、ITF(国際テニス連盟)に属するIWTA(国際車いすテニス委員会)のクラス分け委員が直接テストを行い、最終判断を下します。 あなたはクァードプレイヤーか、そうでないかと・・・・
あれから、もう2年半が経った・・・
障害のある人たちのスポーツは、パラリンピックなど、その人の障害に応じてクラス分けがなされ、同じ機能的障害の人同士が戦う。と言う原則があります。
車いすテニスでは、機能的障害によるクラス分けではなく、プロと同じく結果的クラス分け。いわゆるランキングポイントをたくさん獲得した人順に1位から順番がつき、おなじ技量=同じランキング範囲でクラス分けをされます。
男子では、約4~5つに分けられます。メイン・セカンド・B・C・D。各大会によって、このクラスにおけるエントリー数(=ドロー。組合せ数)が決まっており、申し込んだ選手のランキング順に上位からクラス分けされます。メイン・セカンドまでは、世界ランキング。B以下はその国内ランキングによってクラス分けされます。
たとえば、メインのドロー数が16。と決まっていれば、申し込んだ選手をランキングの上位から順に並べ、上から16人がメインのクラスに出場できる。
日本では、B以下で優勝した場合、次の大会は一つ上のクラスに出場する事ができます。
車いすテニスでは、医学的見地により立ってプレイする事が難しいので車いすに座ってプレイする。立ってプレイする人がテニスをする時にテニスシューズに履き替えるように、車いすプレイヤーは車いすテニス用の車いすに乗り換えます。
そこで・・・
中には、手にも障害のある人もいます。その手にも障害のある人は、同じ障害の者同士でプレイした方が良いのでは?と言う事で、ここに一つだけ機能的障害によるクラス分けがなされた「クァード(Quad=対マヒ、四肢マヒという意)」というクラスが出来ました。車いすテニスの世界では、男子、女子、ジュニアに加えて、このクァードというクラスでのランキングが成立しています。
この「クァード」に参加している選手は、頸椎損傷の人が多く、体温調節がきかなかったり(汗をかけない)、手に握力がなかったり、と下肢のみの障害のある人達に比べ、確かにその機能的な障害は顕著です。
よって、クァード選手の中には、ラケットと自分の手をテーピングテープで固定してプレイをする選手が多いです。
また、電動車いすに乗ってプレイする選手もいます。(日本には一人おられます)
写真提供:ITF
この機能的な証明は、ITF(国際テニス連盟)に属するIWTA(国際車いすテニス委員会)のクラス分け委員が直接テストを行い、最終判断を下します。 あなたはクァードプレイヤーか、そうでないかと・・・・
つづく、、、
2006年07月19日
暑い!熱い!戦い!! 『2006神奈川オープン』
★大会グレイド
【ITFイベント(Futures・フューチャーズ)】
★期 間
【2006年08月24日(木)~08月27日(日)4日間】
★会 場
【厚木市営南毛利スポーツセンター】
住所:神奈川県厚木市温水1-27-2
電話:046-250-1095
★主催団体
【神奈川県車いすテニス協会】
★大会担当者
【事務局 片岡圭子】kanagawa@kwta.jp
★参加クラス
【男子(メイン・A・B・C・D)、
女子(メイン・A・B)、
クァード(メイン)】
★参加者数
【 約120名 】
★申込み締め切り
【平成18年7月27日(木)事務局必着】
日本で一番歴史が長い『日本車椅子テニス競技大会』
今年もその季節がやってきました!
暑さとの戦いとも言われているこの大会。《夏を制する者は~》などという言葉もありますが、今年はどんな熱戦が繰り広げられるのでしょうか…
連日30度以上の気温 にもかかわらず、全クラス3セットで行います。トップ選手も大会デビューの選手も、老いも若きも男も女も誰もがみんな3セット。それが23年間変わることなく続けられている『日本車椅子テニス競技大会』なのです!
大会では期間中選手への飲食提供や会場設営などのボランティアをしてくださる方を募集しています。テニス経験やボランティアの経験は問いません。興味のある方、事務局宛にメールをください【 kanagawa@kwta.jp 】。
大会エントリー締切が迫ってきています。
平成18年7月27日(木)事務局必着です。郵送のみでの受付となっていますので、エントリーをまだ済ませていない参加予定選手の皆さん、お気をつけください。
日本に車いすテニスが伝えられたのは1982年。アメリカのカリフォルニアで始まって(1976年)から6年後の事です。ハワイのホノルルマラソンに参加した車いすのランナー達が日本に持ち帰り、神奈川・大阪・福岡で始まりました。それから2年後、1984年日本で初の車いすテニス全国大会としてこの大会が開催されました。
当時は木製のラケットを使ってプレイしてたんです・・・今のようなグラファイトのラケットなんて無かったですからね、、、さぞかし過酷だったと思います。
この大会が開催された事により、国内では一気に車いすテニスのブームが起こりました!その意味でも、この大会は日本の車いすテニスの原点です。(確かに暑いですが、、、 )
大会関係者のみなさん、あと1ヶ月頑張ってくださいね
ちなみに、国内で開催される大会はJWTAポイントが与えられますが、ITFイベント大会では、ローカル大会と違って、各クラスの「メイン」とされているクラスでは世界のランキングポイントも獲得できます。
【ITFイベント(Futures・フューチャーズ)】
★期 間
【2006年08月24日(木)~08月27日(日)4日間】
★会 場
【厚木市営南毛利スポーツセンター】
住所:神奈川県厚木市温水1-27-2
電話:046-250-1095
★主催団体
【神奈川県車いすテニス協会】
★大会担当者
【事務局 片岡圭子】kanagawa@kwta.jp
★参加クラス
【男子(メイン・A・B・C・D)、
女子(メイン・A・B)、
クァード(メイン)】
★参加者数
【 約120名 】
★申込み締め切り
【平成18年7月27日(木)事務局必着】
日本で一番歴史が長い『日本車椅子テニス競技大会』
今年もその季節がやってきました!
暑さとの戦いとも言われているこの大会。《夏を制する者は~》などという言葉もありますが、今年はどんな熱戦が繰り広げられるのでしょうか…
連日30度以上の気温 にもかかわらず、全クラス3セットで行います。トップ選手も大会デビューの選手も、老いも若きも男も女も誰もがみんな3セット。それが23年間変わることなく続けられている『日本車椅子テニス競技大会』なのです!
大会では期間中選手への飲食提供や会場設営などのボランティアをしてくださる方を募集しています。テニス経験やボランティアの経験は問いません。興味のある方、事務局宛にメールをください【 kanagawa@kwta.jp 】。
大会エントリー締切が迫ってきています。
平成18年7月27日(木)事務局必着です。郵送のみでの受付となっていますので、エントリーをまだ済ませていない参加予定選手の皆さん、お気をつけください。
記事・写真提供【 片岡 圭子 】
日本に車いすテニスが伝えられたのは1982年。アメリカのカリフォルニアで始まって(1976年)から6年後の事です。ハワイのホノルルマラソンに参加した車いすのランナー達が日本に持ち帰り、神奈川・大阪・福岡で始まりました。それから2年後、1984年日本で初の車いすテニス全国大会としてこの大会が開催されました。
当時は木製のラケットを使ってプレイしてたんです・・・今のようなグラファイトのラケットなんて無かったですからね、、、さぞかし過酷だったと思います。
この大会が開催された事により、国内では一気に車いすテニスのブームが起こりました!その意味でも、この大会は日本の車いすテニスの原点です。(確かに暑いですが、、、 )
大会関係者のみなさん、あと1ヶ月頑張ってくださいね
ちなみに、国内で開催される大会はJWTAポイントが与えられますが、ITFイベント大会では、ローカル大会と違って、各クラスの「メイン」とされているクラスでは世界のランキングポイントも獲得できます。
2006年07月19日
Mr. SHIBATA参上ぉ~(~o~)/
元気そうな芝田さんですよ~!
【写真中央が芝田さん。左が、東海ブロック代表尾関さん。右が、カヌーでも有名な柴山さん】
大会告知でも伝えた、7/15・16の土日、名古屋で開催された「愛知県車いすテニス大会in名古屋」(東海大会)で、我が師匠「芝田さん」が大会に訪れたそうですよ~!
わしは、この方に13年前に拾われたんよ、、、ほんま元気そうで何よりだわ~
芝田さんは、日本に車いすテニスを持ち帰った中の一人で、日本の車いすテニスの歴史なる人物!
お酒がたまに好きでね・・・。北海道では地べたに座って飲んだ事もありました。(エレベーターのついていない飲み屋さんでね・・・気の良い店長と店員が、外飲みを許してくれたんよ~ )
とにかく、元気そうな写真で嬉しい~
芝田さん!JWTAは、みんなでがんばっとるけんね!
日本女子がフェデレーションカップのworld1を決定した!(おめでと~!)
車いすテニスでも団体戦があって、これをワールドチームカップって言うんよ。世界国別対抗戦。ポイントもつかない、ただ、チームが一緒になって、「one for all, all for one」のために戦う大会。個人種目のテニスが、一つになる団体戦!もちろん、コーチはベンチに入り、まさしく選手と共に戦う大会!
女子のフェド杯、男子のデ杯に値する、このチームカップは、男(グループ1とグループ2に分かれる)・女・クァード・ジュニア、4部門とも同じ会場・会期で行われ、シングルス2対戦・ダブルス1対戦のうち、2対戦勝利したチームが勝ち。なんと!日本男子は、2003年ポーランド大会で見事、一般のテニスでもなしえてない、「世界一」を決めたんぞ!
今年の6月にブラジリアであったこのチームカップにて、日本男子チームは、20年連続出場を表彰されました。20年前、初参加は、アメリカ・カリフォルニア・アーバイン市で行われたんだが、日本からの派遣選手は、芝田さん!なんよ~!!英語もぺらぺらでね~!
まさしく、Mr.車いすテニスJAPANって感じの人よ!
芝田さん、またあいましょうね!