車いすテニス通信 日本車いすテニス協会公式ブログ

気温が20℃行かず、肌寒い雨が降る有明で、事前にフェデラー選手の欠場が報道されていたにも関わらず、定員5000名の会場がほぼ埋まるほどの中で行われた2007AIG OPEN 前夜祭。

車いすテニス史上、恐らく(?!)最高数の観客の前で国枝選手と斎田選手が最高のプレーを魅せてくれましたっ!!

プレー前には、グランドスラムを獲得した両選手に対し、日本テニス協会より、花束の贈呈と表彰が行われました。

そして、5000人の観客の前で始まった２人のプレー。エキシビションマッチとはいえ、プレー中はボールと車いすの音だけ。
5-2で国枝選手がリードした後からの斎田選手の巻き返し！
タイブレークまでもつれ込むゲームとなりましたが、最後は国枝選手のサービスが決まり国枝選手の勝利となりました。

斎田選手のショットに苦笑いの国枝選手。国枝選手のスピードに、思わず拍手の斎田選手。
次から次へと繰り広げられる世界トップの２人のプレー。
そのたびに起こる会場からの驚きの声と歓声に拍手。
恐らく会場にいた観客のほとんどの方が、初めて見るであろう車いすテニス。
そのプレーの速さと力強さに魅了され、そして、圧倒されているようでした。


試合後は、両選手にサインを求めるたくさんの人達がコートサイドに集まりました。
次のイベントが始まってからも、途絶えることのない人たちに笑顔で応える両選手。
北京パラへの決意を語り、やまない拍手の中会場を後にしていきました。

これからの国枝選手と斎田選手の活躍に、ますます期待が高まる一日となったことに間違いないでしょう。

帰国後まもない国枝・斎田両選手、本当にお疲れ様でした。


JWTA事務局：カタオカ